日本は崩壊してこそ真実に目覚める

国としての最初の業(カルマ)は徳川幕府樹立で消えた

 一八六八年の明治維新を経て、この百三十年ほどの間に、日本は大きく脱皮をし、生まれ変わりの歴史を繰り返してきました。

 明治維新前の日本の歴史は、奈良時代から平安、鎌倉、室町時代へとつづき、そして戦国時代がありました。とくに戦国時代は、群雄割拠の下克上の時代でした。全国各地をおさめていた武将、武田信玄や今川義元をはじめ、織田信長など各地の豪族、領主たちが入り乱れて国盗り合戦をしていました。

 日本を統一して天下をとるべく、武力と権謀術数を使っての戦いに明け暮れしていたのです。そこには、尾張や甲斐、駿河をはじめ、地方ごとに武将が治める領地として七十をこえる国がありました。

 武力と智謀に秀でた者が他国の領地と支配権を奪って配下におさめ、政治権力の拡大につとめていました。まさに、国中で戦争を繰り広げていたのです。

 織田信長暗殺のあとをうけた豊臣秀吉がひとまず天下統一をはたしました。安土桃山時代です。しかし長くはつづかず、秀吉の死後、関ヶ原の合戦を経て、徳川家康が秀吉に代わる新しい時代の覇者となりました。

 やがて徳川家康が江戸城に幕府を開き、江戸時代となりました。このとき、日本は最初の脱皮をしたのです。戦国時代の常識だった下克上という古い殻を脱ぎ捨てて、全く新しい体制による、平和な武家政治を確立しました。

 戦国の世の人たちによる業(カルマ)、いわば怨みや、憎しみや、妬みなどといった国中のカルマがこの脱皮によって取り去られ、新しい平和で安定した時代を迎えたのです。

 

次の記事を読む

佐藤康行公式ブログ「日本人が世界を救う。」
http://ameblo.jp/satouyasuyuki