日本は崩壊してこそ真実に目覚める

トラウマより根深いカルマの記憶

   五大常任理事国以外でも、世界の地域紛争にかかわる国をあげていけば、いくつもあります。イラクやイラン、イスラエルやパレスチナなど宗教がらみの紛争の深層心理はすべて過去世からのカルマにあります。

宗教そのものは、本来人間の魂を救うべきもの、浄化すべきもののはずなのに、それが業、カルマとなって現在の宗教戦争の火ダネとなっているのです。

業とは、カルマともいます。カルマとは、「後の世に、ある結果をもらたす、前世の行ない」(久松潜一他、国語辞典)とあるように、「過去世から背負ってきた遺伝子と魂の記憶」と私は定義しています。

先祖代々、何百世代も前から背負ってきた過去の記憶がカルマです。もっといえば、人類創生記から背負ってきた過去の記憶でもあるのです。

カルマはいい悪いということではありません。人間のもっているそのものです。肉体がこの世にあるというのは、顔つき、体格などすべて過去の記憶を背負っています。先祖に人相や性格が似るのも、カルマの記憶がひきつがれたものだからです。

人間の肉体は、心の結晶体と受けとめたらいいのです。その心は過去世の記憶からきています。いわば過去世の結晶体といってもいいでしょう。

よく「業が深い」というのは、大昔からの過去世の記憶を背負ってきている、自分では気がつかないもののことをさします。

自分で気がつく欠点なら直せますが、業が深い人は、当人にとつてはふつうにやっていることや、全く悪いと思っていないことが問題を起こしてしまいます。

業が深い人は、はたから見てもそれがわからない、むしろ、いい人、素晴らしい人に見えたりします。外面と内面が極端に違う人物などは、業が深いといえます。

逆に業が浅いのは、自分が悪いことをやっているとわかる場合です。

業、いわばカルマの反対は何かをあえてあげるならば神です。神は、本質的にはカルマの対称的存在ではありえないのですが、あえていえばということです。

このカルマをつきつめていくと、旧約聖書にまで言及しないといけませんが、紙幅の関係から本書ではここまでにしておきます。いずれにせよ、カルマとは、過去世から伝えられてきた遺伝子の記憶です。トラウマとは、現世上で起きる心の記憶です。

以上のように、国もひとりの人間ととらえれば、その資質や性格、行動の態様、情動や言動などが手にとるように見えてきます。

国も人間も、同じようにトラウマとカルマの視点から見るのが私のやり方です。このような見方やとらえ方をする人は、まず、私だけだと思います。

私はそういう見方をすることに、何のためらいももっていません。なぜならば、宇宙という全体意識から見たら、そのことこそが厳然たる真実であり、真理だからです。宇宙あっての生物、人間なのです。宇宙という真理の中での人間なのです。

宇宙の法則から、人間は一歩も出られないのです。宇宙の法則、原則から見れば、一個の人間も、国という存在も同じことです。

私が再三、国と人間は同じであるというのは、そういうことをさしています。

 

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