脱皮の達人・日本は崩壊して生まれ変われる

バブル経済の幻にいつまでしがみつく気か

  経済大国の日本なのに、なぜうつ病患者がふえているのでしょう。なぜ引きこもり百万人時代といわれるほどの深刻な文明病にかかっているのでしょう。
  それは、自分のエネルギーの出し方がわからない時期に、世の中全体がさしかかっているからです。先の戦争でいえば、敗戦が色濃い末期の状況ともいえます。
  バブル期の頃がちょうど大本営発表による勝ちつづける日本でした。そのバブルも十年余りで崩壊しました。あの繁栄もいまとなっては夢か幻でした。

 いま、日本の国全体が生きる目標を失っています。何に夢を託し、何を目標にし、何に希望をもって生きていけばいいのかが見えなくなっています。

 私の知人の経営者の例をあげると、わかりやすいかもしれません。個人で写真屋を開業してから、彼は事業に貪欲に取り組み、五店舗を経営するまでになりました。それもこれも愛する奥さんを幸せにしたいと懸命に汗水流して働いてきたのに、ある日奥さんに先立たれてしまいました。茫然自失、目的を見失った彼は、憔悴しきってすっかり元気をなくした日々を送っています。

 日本人は経済に邁進して頑張りつづけた末に、はたして幸せになったのでしょうか。
  そこに着眼してよくよく見ると、どうやら幸せではないようだと気づいています。そうなると、何のために頑張ってきたのか、頑張る価値がわからなくなっています。

 次は、どうなるのだろう。
  何をしたらいいのだろう。
  先が全く見えずに、自信喪失しているのです。昔日のしゃにむに頑張る日の出のような勢いは、いまの日本にはありません。かといって、少し前にもどって多少とも頑張ろうかという気もないようです。どこかでバブルよもう一度と願ってはいても、それは金銭上の夢だけで、意識的には、もう前のようなことはできなくなっています。

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佐藤康行公式ブログ「日本人が世界を救う。」
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