新しい意識の時代の個人・家庭・仕事・政治社会

日本全体がうつ病にかかっている本当の理由

  いま、日本全国で潜在的なものも含めて、うつ病者が約一千万人いるといわれています。日本の人口の一割、約十人にひとりがうつ病というおどろくべき数字です。

 ひきこもりは約百万人、自殺者は年間三万人を超えています。同じように離婚は年間約二十五万組、家出人も約十万人います。

 うつ病やひきこもりの原因は、何でしょうか。第一には人間関係、そして第二が金銭問題です。

 自殺者の大多数はお金の問題が原因です。「お金」と「死ぬ」ということは、全くイコールではないはずなのに、不思議といえば不思議です。
  お金のない東京・新宿のホームレスは、丸々と太っています。北朝鮮、アフガニスタン、アフリカの飢餓難民のように、食糧不足で餓死する人たちが大勢いる国と、日本をくらべたら、その違いがわかります。

 日本では、生きていくためにはどんなことでもするんだという気になれば、飢え死にはありえないことです。なのに、私たちは自分が築いてきたもの、願っているもの、頭で描いているものが崩れ去ったときに、絶望感を覚えます。
  給料をわずかに減らされただけでも、絶望感をもつ人さえいます。これはまさに、資本主義による物質主義、お金信仰のあらわれです。いわば形にこだわり、それが崩れたときの苦しみに対する恐れからきています。

 経済大国の日本なのに、心の病が全国に蔓延しているのです。だからこそ、物や形やお金を超えた意識の時代になることこそ、もっとも重要なポイントといえるでしょう。

 子供たちは、いじめやひきこもりなどの問題を抱えています。先生たちは学級崩壊によってどうしていいかわからない状況です。学校の先生の約半数がうつ病だという調査データさえあります。

 いまの状況は、起きている問題に対して、どうしてよいかわからない、いわば人間の頭で考えるだけでは解決できない大きな岐路に立たされているのです。

 これだけ科学技術が発達して、高度な文明社会になったというのに、人間の心の問題はますます深刻になるばかりです。論理的思考で何事も解決してきた近代社会のはずが、論理的に解決できない問題をますます抱える社会になってしまいました。
  これは、大きな矛盾です。解決する道は、人間の頭脳一辺倒のやり方を素直に反省し、頭脳から意識の観点に目を向けてみることです。

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佐藤康行公式ブログ「日本人が世界を救う。」
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